離島の教育#2「離島教育の現状ー五島市編ー」

ご無沙汰しています。natsukiです。

先日、のんびりと上五島での島暮らしを体験しつつ、実は離島教育に関して調査して来ました!

数回に分けて離島の教育について私が調べたなりのことを書いていこうと思います。

さっそくですが離島教育と聞いてどんなことを想像しますか?

ちなみに私は、自然教育地域性という言葉がふと思い浮かびます。

でも、いうほど情報がないんだよなあという印象。

そこで、いくつかの離島の教育現場や関わる方々に直接インタビューする形で調査させていただきました。

 

まずは今私が滞在しているお隣、福江島のある五島市。

五島市の教育委員会の方々にお時間いただきインタビューさせていただきました。

そのインタビューを元に今回のコラムを書いていきたいと思います。

Q.現在の離島留学で特徴的なこととは?

  • ICT教育
  • 外国語教育
  • 小中連携
  • 少人数教室(複式学級)
  • 部活動

五島市の方があげてくださったこんなキーワード。案外そこまで”離島だから”という印象はなく、主に行われていることは本土の学校と同じな様子。

その一方で、少人数だからこそ出来る活動や、少人数をカバーするために先生方が熱心に行っている活動が目立っていたように感じました。

その中でも、特に面白いと感じた活動をまとめてみました。

①ICT教育

昨今、「ICT教育」という言葉は、GiGAスクール構想を機に、メディア等で耳にする機会が多くなってきたのではないでしょうか。

耳にする機会が増えても、意味まで知っていますか?

そもそもICT教育とは?

デジタルテレビや教員用コンピューター、インターネット環境下での学生用タブレット端末などを用い、教育の質の向上を目指すしたもの。(コトバンク引用)

 

離島でのICT教育の実情とは?

GIGAスクール構想によって一人一台ずつタブレット端末が整備される中、離島の学校では生徒数が少ないことから元々タブレット端末が一人一台ずつ用意されています。

そのため、授業時にクラス全員が一人一台ずつ使用することができ、本土に比べてICT教育が円滑に進められ、授業自体も充実していました。

また、情報教育やプログラミング教育だけを経験できるのが離島ではなく、離島では、「リモート交換授業」という活動も取り入れています。

これは、少人数教室で人との関わりが少ないことを補うことを目的に行われているもの。

日本全国の少人数教室とリモートでつなぎ授業交換会を行うほか、日本だけでなく海外の学校とつなぐことも行っています。

少人数をカバーするだけでなく、より深い学びになっていること間違いない!

小学生や中学生のうちから海外の文化に触れられるなんて貴重すぎる。。。

このような授業から、ICT教育だけでなく「外国語教育」も進んでいるとのことでした。

②外国語教育

私自身インタビュー以前は、「教員の数が本土に比べて少ないことから、ALTの数も必然的に少ないのだろう」と思っていました。

しかし、1学校数あたりのALTの数は本土に比べて多いそうです。

では、どうしてALTの数が多いのか?

それは、本土の子ども達に比べ島の子ども達は人に関わる機会が少なく、同時に異文化に触れる機会も少ないことからALTの数が多いそうです。

そこで、ALTの数を増やすことだけでなく、ICT教育でも触れた「リモート交換授業」を海外の学校とつなぐことも行っています。

異文化に触れる機会が少ないことを補うとして始まったことが、今や本土の学校に勝る授業改革になっていること間違いないですね!

 

ちなみに、僕が滞在している新上五島町では、町の補助事業未来にはばたく海外研修事業 で中学生でプチ海外留学に行くことが出来るなど、町・島をあげて「外国語教育」に力を入れているのだとか。

グローバル化が進む将来を担う子どもを町・島で支えていく教育体制なんですね〜!

③小中連携学習

離島のように子ども達の転校が少ない地域では、小学校と中学校の連携が濃密でした。

複式学級(次項に詳細記載)では、上級生の学習内容をあらかじめ学ぶことが出来ます。

また、上級生が下級生の学習をサポートし学び合い(アクティブラーニング)を行っていました。

これに少し似ているのが「小中連携授業」です。

小学校のうちから中学生の勉強を行うことで学びの定着化を深めています。

他にもこんな理由が。

小学生のほとんどは中学生になると全く違う学習(授業)になると思っているそうですが、実際のところ中学生になることで、変化するのは学びの環境だったり年齢くらいです。

中学生の学習内容はあくまで小学校の延長線上です。

その先入観をなくす(少なくする)ためにもこのような活動を行っているとのことでした。

だから、島の子ども達は中学校に進学してから学習面でつまずく子が少ないそうです!

④少人数教室(複式学級)

「少人数教室」と聞いて浮かんでくるイメージはどんなものでしょうか?

  • 先生との距離が近い?
  • 生徒一人一人にあった教育?

このようなに多くの方が想像するような教育であることに間違いはありません。

教員が生徒一人一人にかける時間も必然的に多くなることから、一人一人にあった教育を提供することが出来ることは少人数教室の何よりのメリットでしょう!

福江島の教育では「一人一人に合った教育を」をモットーに学校教育が展開されています。

ですがここで疑問に思っていたことがありました。

学校内でのテストを行っても生徒が少ないあまり競争心がなく、学習意欲の向上につながらないのではないか?

これは少人数教室において大きなデメリットなのではないか?と。

でも、、、実はデメリットじゃない?!

競争心が少ないことは決してデメリットではないそうなんです。

一体これはどういう意味なのか?

少人数教室学校の子ども達の学習に対する意欲を上げるために授業の導入を工夫しているとのこと。

どのようにしたら授業の導入を子ども達がいかに、

興味を持つのかを先生方は毎授業考えているとか。。。

これは、少人数教室で生徒一人一人を十分に理解しているからこそ、

生徒一人一人に合った授業(課題)を行うことで成り立つことだと感じました。

本土のように1クラス30~40人もいるような教室で生徒一人一人に合った授業導入を行うこと難しい。

しかし、離島のように少人数での授業ならそれが可能となり、

子ども達にとって「学びたい」と感じるような授業を行うことも不可能ではないそうです。

⑤部活動

離島の中学校では、人数を必要とする部活動(野球部やサッカー部等)は少なかったです。

そのためテニス部や卓球部、陸上部、などの部活動が多く存在していました。

しかし、小規模な地域だからこその取り組みが行われていました。

誰でも参加できる?!

世間一般の「陸上競技大会」「駅伝大会」と聞くと、陸上部が参加する大会だと思われます。

しかし、このような離島の大会ではどの部活動に所属していても参加可能だそうです。

他部活動に所属していてここで才能を開花させた生徒も数多いとか。。。

これも普通の学校では経験できない、とても貴重な経験ですね!

僕なりのまとめ。

離島教育はとても興味深い活動ばかりだったと感じました。

少人数だからこそ出来る活動だけでなく、その裏で先生方が熱心だからこそ成り立つ活動も多くありました。

離島の先生方はとても熱心で子ども想いで、本来の教師らしいなと感じました。

素直に私もこんなに素晴らしい環境で教育を受けてみたかったです!

離島にはコンビニもゲームセンターもありません。

しかし、そこには本来の「自由」な生活が待っています。

離島留学制度もあるので是非で本来の意味での自由な教育でのびのびと成長してみませんか?

世界遺産のある島で
長崎県五島市 しま留学 引用

「長崎県五島市しま留学」はこちらから、お話だけでもぜひぜひ!

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AUTHOR

Natsuki

はじめまして!現在、長野県の大学に通っていて、将来は離島の教員になりたいと考えています。離島とは全く縁のない長野の大学生ですが、離島教育をより多くの方に知っていただけるように教育関係のコラムを発信していきたいと思っています。

島結人shimayuijin

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