【Event Report】shimanagashiプレ@中通島 1日目

Reportshimanagashi

どうも!! 離島移住計画のちょるです。


今回プレとして行ったshimanagashi
”会いたい人に会う旅” という離島移住計画のツアー企画。
直接会って話す。そして繋がる。そうすることでまた会いに行きたくなるし、ネット上での情報ではわからない、人柄や熱量、雰囲気など多くのものが知ることができます。
じゃあ、どうしたら私たちが作りたいツアーを作れるのか。
まずは、プレでいろんなことを試そうと離島移住計画合宿も兼ねて、繋がりのある人を誘いshimanagashiのプレを行いました。

今回は前日編に続き、1日目をお送りします!!


前日に早めに眠りにつきました。朝起きると代表のともみさんから電話が入っていた。
なんだなんだと思いながらも、連絡すると「大丈夫!!」と言われ…
全体の連絡を見て、いやまさかなーと思いつつ集合場所のぽれに向かいました。


木の温もり感じるゲストハウス ぽれ

今回のプレツアーの宿泊場所となったぽれ
新上五島町の公務員である福本さんが、家業として家族で営むゲストハウスです。


木の温もりがとても落ち着くゲストハウスです。
今は中通島でいくつかゲストハウスがありますが、ぽれができた当時はまだゲストハウスがなかったそうです。
そんなぽれのあるロケーションには驚きます。
20秒ほど歩いて、裏側に行くと…

海〜!!
なんと裏側は蛤浜と呼ばれる遠浅の青く透き通った海が。
こんなに近いと時間を見つけては蛤浜に行きたくなります。


そんなこんなでぽれの福本さん、新上五島町役場の伊賀さん、
島日より旅日よりの荒木さんと合流。

ここで思うことが…
他の人は?
そう、他のメンバーは野崎島に行ってました(笑)
(昨日の電話はその誘いの連絡かーーーーーーー!!)


みんなのフットワークの軽さには驚きでした。
私も負けませんが…。

その後野崎島に行っていた、離島移住計画のともみさん、幸さん、晋作さん、
島日より旅日よりの平塚さん、自遊庵の水村さんと合流。
1日目はこのメンバーでスタート!!
ん? 1日目は?…
そう、これで全員揃ったわけじゃないんです。


異業種からの挑戦「五島灘酒造」


総勢9名で最初に向かった先は、「五島灘酒造」。
五島灘酒造は、「焼酎乙類製造免許の要件緩和」により焼酎製造を開始し、
2008年10月1日に初出荷されたまだ新しい酒造さんです。

農業の再興と街の活性化のために2007年に立ち上げた五島灘酒造。
酒造の立ち上げと同時に、新規にサツマイモを栽培してくれる農家さんを募集し、
約7万平米の耕作放棄地の開墾から始まったとのこと。

まだ歴史の浅い、五島灘酒造ですが上五島のお酒といえば「五島灘」と言われるくらい地域に根付き、上五島以外でも飲めるようになっているすごい酒造です。


そんな五島灘酒造を案内してくれたのは、田本佳史さん。

3代目として日々奮闘する田本佳史さん。


会社が創立して間もない頃に父親である先代が急逝され、母親に事業は引き継がれることに。
当時、東京と福岡で建築関係の会社に勤めていた田本さんは、26歳の時に会社を辞めて3代目として島に戻ることを決心したそうです。

酒造に入ると、焼酎の香りが…
香りだけでもう飲んだ気分になりました。

ちょうど仕込みを行なっていたため、醸造途中のものから出来上がりまで丁寧に案内してくれました。

そして試飲まで。
出来上がったばかりの透き通ったいも焼酎は最高でした。


全くの異業種からの挑戦の田本さん。
醸造に関する本を読んだり、九州の醸造元に行きアドバイスをもらったりと
今でも様々なところに足を運んでいるそうです。

そして何より酒造りにかける思いが伝わってきたのは、100年以上前から上五島に伝わる在来種
「金ぼけ」という幻のサツマイモを探しだし、自らの手で復活させたこと。
農学部出身の私は、とんでもないことをした人だなと思いました。
探し出すだけでも一苦労。種芋を増やすだけでも簡単なことではない。

苦労することも焼酎作りが好きだから、島の活性化のためにやりたいという想いがあるからできることなんだと感じました。

焼酎の詳しくない自分でもわかりやすいように常圧蒸留と減圧蒸留による味の違いや数ある麹の発酵特性などを教えてくれました。


最近では、自社でサツマイモの生産も行なっているそうで五島灘のプロモーションを兼ねて畑でイベントでもやりますかという話も。
サツマイモのツルを使ったファッションショーやトラクターを使った演出など話が膨らむ膨らむ。
五島灘と田本さんについての話も聞きつつ、この先の可能性についても語りあうワクワクする時間でした。



伝統を守り、五島列島の塩の魅力を発信
「矢堅目の塩本舗」

続いて向かったのは、「矢堅目の塩本舗」。
出迎えてくれたのは川口秀太さん。

五島近海の海水100%を原料とし、直火焚きの釜で一昼夜かけて海水を濃縮し、蒸発させながら結晶にし海のミネラルが豊富に含まれた海水塩を作る。
そんな手間のかかる作業を丁寧に作る矢堅目の塩本舗の川口さん。
今回は工房見学をさせていただきながら、塩に対する思いなどを聞かせてもらいました。


塩が完成するまで海水の汲み上げから完成までにかかる時間はおよそ10日間。薪の火力で焚き上げで質の善し悪しも決まってくるので、火力調整も手が抜けません。
工房の目の前に海が広がっているため、その海からポンプを使い海水をくみ上げています。
その海水を汲み上げる際、最近話題になっている問題への対策も行なっていました。


それは、回収不可能と呼ばれている海の小さなゴミ”マイクロプラスチック“。
これらを海水から分離するために、浸透膜と呼ばれる微細なゴミまで分離できるフィルターのようなものを使い、マイクロプラスチックを除去して塩作りに使用しています。

今は、地元の方もはじめ多くの観光バスも訪れる矢堅目の塩本舗。
しかし、川口さんの祖父がはじめた当初は、小さな小屋から塩作りをはじめたため、人が訪れるような場所ではなかったと言います。

職人気質の祖父の背中を見て、継ぐことを決意し、土産品店も併設し工房も、会社自体も大きく成長させてきました。

また、夫婦で『ジュニアソルトコーディネーター』の資格取得し、さらに塩の魅力を伝えられるように努力されてる熱い方でした。

川口さんは、写真の笑顔から見てわかるように気さくな方で、
工房の見学の際もわかりやすいように丁寧に段階を踏んでお話してくださったのを今でも覚えています。

塩も、表層に浮かぶ塩と窯の底に沈む塩とでは結晶の大きさも味も違うことを知った時にはびっくりしました。いろんな人にその違いを体験してもらいたい。やっぱりものづくりの世界は奥が深い…。

お土産コーナーでものを見ていた際にはこんなことが!!

このアゴおいしいので、食べません?
お土産品ペリペリ開封。
(えー、開けちゃった 笑)


気前が良すぎる、人が良すぎる…。
その後お店に売っている塩ソフトを堪能させていただきました。


次の目標は窯の台数をもっと増やして、規模拡大をさせることだとおっしゃっていました。
塩の魅力も人の温かさも感じられる素敵な場所でした。



五島の食材で飲み明かした夜

2ヶ所を巡った後は、到着お疲れ様と初日の祝いを兼ねて、よかよかという居酒屋で乾杯!!
初めまして同士もいれば、オンラインで顔だけは合わせたことある人同士などさまざま。
だけど島に対する思いなどは同じだから、すぐに打ち解けられる。


その中でも竹島に住む晋作さんは、竹島と上五島の島の違いを話していました。
島1つ1つでも面積も人口も違う。大きく違うところもあれば、似てる部分もある。
そういう情報があるともっといろんな島を見て見たくなりますよね。
何より、違う島の人がこうして違う島にやってくる
このこと事態が新鮮なのかもしれませんね。

こうして、五島のおいしい食材をつまみにお酒が進み、閉店ギリギリまで飲み明かしました!!



ということで、1日目はここまで!!
2日目からはまた別の参加者が登場します。
お楽しみにー。



▼▼訪れた場所▼▼
五島灘酒造株式会社
〒857-4211
長崎県南松浦郡新上五島町 有川郷1394番地1
Tel:0959-42-0002

矢堅目の塩本舗(株式会社やがため)
〒812-4402
長崎県南松浦郡新上五島町網上郷6834
Tel:0959-53-1008


▼▼今回の宿泊先▼▼
五島バックパッカーズ ぽれ
〒857-4214
長崎県新上五島町七目郷 1005-2
mail : info@510backpackers.com

1995年埼玉県生まれ。茨城大学農学部出身。

学生時代から商品開発やイベント企画運営に携わり、食を中心とした活動を行う。現在、フリーランスとしてプロジェクトや事業などのディレクションやマネジメントを行う。また、職業の違う20代で結成されたユニット・unp(アンプ)としても活動中。